細い背中だから、壊れないように抱いてあげよう。
その背に羽が無くて良かった。

あったらきっと毟ってしまった。





でも

残酷な気分な私はこんなことも考えてしまう。
まるでアイスクリームを口に運ぶよりも簡単に。

この手で毟るなら、天使の羽じゃなくて蝶の羽がいい。
毟った後にはその鱗粉が、光って掌を覆うから。





今日も雨が降った。
桜をつたった雫はちょっと舐めたい気がする。









毛が少なくて「毟る」。



ちょっと笑った。





2008.03.30
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